お口の中のいろんなはてな?

歯周病ってどんな病気? たばこは歯に悪いの? 赤ちゃんには虫歯がないの?
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歯周病ってどんな病気?

歯周病は15歳前後に発症し、ゆっくりと進行するため自覚症状(痛み)がほとんど無いため、30、40歳代で気づいた時は、進行した歯周病になっている事も少なくありません。歯周病の進行段階は以下のように、歯肉炎、軽度歯周炎、中等度歯周炎、重度歯周炎と4段階に分けられます。



健康な歯肉は、色が薄いピンク色で、歯と歯の間の歯肉がピラミッド型をしています。

 

 


歯と歯肉の境目(歯肉溝)に歯垢が付着し、歯周病原菌に感染すると、歯肉に炎症を起こします。歯肉は赤く腫れ、歯みがきをすると出血する様になります。この段階では、骨(歯槽骨)には、影響を及ぼしていません。

 


歯肉炎が進行し、歯と歯肉の付着が破壊され、歯周ポケットと呼ばれる深い溝が形成され始めます。骨(歯槽骨)は軽度の吸収を起こし始めます。歯肉縁下に歯石の沈着もみられます。歯肉炎と同様、歯肉は赤く腫れ、出血がみられます。見た目は、歯肉炎と区別がつくにくい事もあります。

 


歯周ポケットはより深い溝となり、歯石の沈着およびより歯垢の付着が起こり歯肉はより腫れ、自然出血、排膿も起こします。また歯肉の退縮もみられます。骨(歯槽骨)は中等度吸収を起こし、歯がグラつき始めます。


歯肉は退縮し、その下の骨(歯槽骨)も高度に吸収し、歯を支えている部分はほとんど消失し、歯肉のみで付着している部分もあります。歯はグラグラで、食べ物は痛くて咬めない状態です。この段階では、歯を残す治療は困難となります。時として、自然脱落する事もあります。


進行した歯周病では骨が溶けてしまっているため、現代医学では元の状態に再生することは不可能であり、最悪の場合、歯を抜く事となってしまいます。ですから、10、20歳代での早期発見早期治療早期管理予防が大切となってきます。定期的に検診を受け、衛生士によるブラッシング指導と歯のクリーニングをしてもらいましょう。

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たばこは歯に悪いの?
すでに説明した歯周病は、生活習慣が深く関係した病気です。現在、喫煙は歯周病との因果関係がはっきりわかっています。

ニコチンの影響で血管が縮まって歯肉の血行が悪くなり、歯と歯肉への酸素や栄養が行きわたらなくなります。その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に冒されやすくなるのです。

・ 歯面にタール(発ガン物質)の付着・ 歯肉は暗紫色

・ 出血などの炎症反応があらわれにくい

・ メラニン色素が多く沈着する

・ 歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる

・ 上アゴの粘膜がもり上がる

 

本人が喫煙していなくても、他人の吸っているたばこの煙(副流煙)を吸い込むことで健康被害を受ける可能性があります。たばこを吸っている人が吸い込む煙(主流煙)よりも、たばこから立ち上がる副流煙の方が毒性が高いのです。例)タール3倍 アンモニア46倍 一酸化炭素5倍など

 

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赤ちゃんには虫歯がないの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんど無菌の状態です。2〜3歳までに口腔内の細菌の生態系は完成すると言われており、この頃までに「ミュータンスレンサ球菌」などのむし歯原因菌に感染してしまうと生涯そのコントロールは大変難しいものになります。

そして、残念なことにそれらはおもに母親の口腔から伝播すると言われています。お母さんが一度口にいれたスプーンや箸などを赤ちゃんの口に入れるだけでも感染してしまうのです。

自分の食べているものをかみ砕いて赤ちゃんに与えたりしていませんか?


写真は、ミュータンスレンサ球菌が1mLあたり10万個前後存在する液体にスプーンを浸して培養したものです。むし歯の多い人など、むし歯のリスクの高い人には、このくらいの数の菌が唾液中に存在しています。多い人では、100万個以上存在する人もいます。

あなたは、このスプーンを赤ちゃんの口に入れる勇気がありますか?

妊娠中のお口の健康チェックと、歯のクリーニングを受け、お母さんのお口の中を清潔にして、赤ちゃんの歯と健康を守りましょう。

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